YZ125のクラッチ関係はなぜか値段が高い.そこで少しでも安く抑えるために流用品を探してみた.
まずはフリクションプレート
MY2018までのYZ250F用が完全に同寸法.摩擦材の配置が今風になっている.材質も違うのかな.
純正品番 3XJ-16321-00 ¥1501
流用品番 5XC-16321-00 ¥1048
8枚使うので¥3624の節約.
あわよくばクラッチプレートも,と思ったけど,250F用は1.2mm,125用は1.6mmと厚みが違うため使えなかった.
次はクラッチボス.これもYZ250F用.
5NL-16371-50 ¥4884
左がYZ125/X純正,右がYZ250F(MY2018以前).4stなので油穴あり.メイン軸スプライン部に鋳鉄インサートあり.ボス高さ1.5mmほど高い.フリクションプレート当たり面の面粗度が良い.
あとはスプリング取り付け用ボスの根本にリブが立っている.これがプレッシャープレートとクリアランスギリギリ.新品同士なら当たらないけど,クラッチが減ってくると当たりそうなのでリューターで削って落とした.
ボス高さが高い分は旋盤で削って落とした.
このまま組むとスプリングセット長が純正27に対して28.4になるので,滑りが怖い.適当なワッシャを組んでセット長を戻す必要あり.
MY2019以降の250F用のボルト
90159-06061 ¥121
スプリング傾き防止用のワッシャがついたものになっているのでこいつを使いたいんだがこの場合更にセット長が長くなる(+2mm).純正+3.4mmもセット長が長くなるなら,ワッシャで戻すよりスプリングを変更したほうが良かろうということで,めぼしいスプリングをかたっぱしから測定してバネレートを計算.セット長30.4mmで純正と同じクラッチ加圧力になるようなバネレートのバネを探した.
結果,YZ250FX用がちょうどぴったり.バネレートも下がるので半クラでの操作力も理屈上は軽くなる.
そして安い
90501-220A4 ¥187